ค้นหา
ห้องสมุด
หน้าหลัก / 現実ファンタジー / 異世界に転生をしてバリアとアイテム生成スキルで幸せに生活をしたい。 / 9話 お付き合い=婚約、だそうです

9話 お付き合い=婚約、だそうです

ผู้เขียน: みみっく
2025-06-25 15:00:48

「でも親が許さないんじゃない? 平民だよ俺は」

「それも問題ありません。瀕死の状態の者を治療できるお方で貴重ですし。見返りを望まない無欲で勇敢なお方ですし。何より……この、わたくしが望んでいますので……」

 ミリアは俺の目をまっすぐ見つめ、その言葉には一切の迷いがない。その真剣な眼差しに、俺は押し流されそうになる。

 うわぁ……逃げられないじゃん。

 別にミリアを嫌な訳じゃないけど、急ぎ過ぎで少し強引過ぎじゃない?

「急だしさ、お付き合いをしてからじゃないの?」

「お付き合いですか? お付き合いをしたら婚約と同義なので、どちらにしても結婚ですけれど?」

 ミリアは首を傾げた。その仕草は可愛らしいが、俺の常識とはかけ離れている。

「なんで、そうなるの?」

「お付き合いをして取り消されたらお互い、どちらかが問題があるという事になりますので……普通は、今後の結婚がし難くなります。お付き合いと婚約は同じなのですよ」

「あ~なるほど……」

 この世界の常識か。俺は頭を抱えたくなった。完全に詰んでるじゃないのか……これ。

「お話は、これくらいにしまして、お食事をしませんか?」

 ミリアは、にこやかに提案した。その笑顔は、まるで何もなかったかのように明るい。

「そうだな」

 なんだか一気に食欲が無くなったんだけど。少し貴族の食事を楽しみにしていたんだけどな……。なんだか、やっぱり気楽に食べられるラーメンが恋しくなってきた。

 リビングに移動すると、広くて豪華な感じで圧倒されるね……さすが貴族様って感じのリビングだなぁ。天井は高く、中央には豪華なシャンデリアが煌めいている。壁には精巧な彫刻が施され、窓からは陽光が降り注ぐ。

「スゴイね……さすが貴族様って感じ」

 俺は思わず感嘆の声を漏らした。

「そうですかね?」

 ミリアは少し照れたように微笑んだ。豪華な長いテーブルには、蝋燭立てが煌びやかに並べられ、その両端に色とりどりの料理が並べられていた。銀食器が光を反射し、食欲をそそる香りが漂う。食欲はあまりないが、見た目だけでも十分に楽しめる。

 これじゃ遠くて食べながら話は出来ないよな……まあ良いけど。気を使わないで食べるのに集中が出来て良いかもな……でも、せっかくの美少女と食事ができるチャンスだしな……食事は後でアイテムで出せると思うし、ゆっくりとテントで食べれば良いか。

「こんなに離れて食べるんだ? 俺は貴族の常識やマナーを知らないんだけどさ。それでも良かったら楽しく話しながら食べた方が美味しく食べられると思うんだけど?」

 俺が提案すると、ミリアの目がキラキラと輝いた。

「そうですわよねっ! そうしましょう!」

 彼女は嬉しそうに頷いた。その笑顔は、子供が最高のプレゼントをもらった時のようだ。この調子だと、俺のスローライフへの道のりは、想像以上に波乱含みになりそうだ。でも、ミリアの笑顔を見ると、それも悪くないかもしれない……なんて、少しだけ思ってしまう自分がいた。

 ミリアはニコニコと笑顔になり、メイドに視線を送った。

「わたくし、席を移動しますので、お願いしますね」

 メイドは恭しく頭を下げた。ミリアが席を立つと、ひらりとドレスの裾を翻し、俺の近くの席に腰を下ろす。

「あ、メイドさんに余計な仕事を増やしちゃったね。悪いね……」

 俺は少し申し訳なさそうに言った。

「そんな事ありませんわっ。そのような発想がありませんでした。わたくしも楽しくユウヤ様とお食事がしたいですわっ♪ ユウヤ様の席も移動しましょうか? 向かい合い一緒に食事を致しましょ♪」

 ミリアは瞳を輝かせ、楽しげに提案する。俺の席も動かしてもらい、向かい合わせになった二人で、豪華な食事を囲んだ。テーブルには色とりどりの料理が並び、その香りが食欲をそそる。他愛もない話をしながら、あっという間に食事は終わった。

「マナーを知らないと仰っていましたが、問題無さそうな感じでしたけれど?どちらで習われたのですか?平民と仰っていましたけれど……」

 ミリアは首を傾げ、不思議そうに尋ねてきた。

「え? そうかな? 問題なかった?」

 俺は少し驚いた。

「ええ。フォークとナイフも上手にお使いできてましたし……」

 まあ……フォークとナイフくらいは使えるけどね。お貴族様のマナーとかは知らないよ?

「食事が出来ても、貴族のマナーとか知らないよ?」

 俺は念を押した。

「それは、こちらで後々お勉強をなされば大丈夫じゃないですか?」

 ミリアは当然のように答える。え? あ、やっぱり結婚前提の話になってるし。話を変えよう……。

「ここに来たばっかりでさ、貨幣価値が分からないんだけど教えてくれないかな?」

「そうなのですか?」

 ミリアは控えていたメイドの方を見た。メイドは心得たように、スッと近づいてくる。

「こちらでは安定をした職業で平均で月に金貨1枚程度の収入でございます。金貨1枚で銀貨100枚、銀貨1枚で銅貨100枚になります」

 メイドさんは的確に必要な情報だけを、淀みなく教えてくれた。その言葉は簡潔で分かりやすい。頭の良いメイドさんなんだなぁ……家事の手伝いだけじゃないんだな。……さすがお貴族様のメイドさんだな。貨幣価値を教えてって言ったら、金貨1枚で銀貨100枚という説明だけして終わると思うけど、平均収入の説明までしてくれる辺りスゴイね。

 ってことは、金貨1枚は25万円前後くらいかな……銀貨1枚2500円って感じか~。金貨の価値はヤバいな……1枚25万って……。

「ありがと。参考になったよ」

อ่านหนังสือเล่มนี้ต่อได้ฟรี
สแกนรหัสเพื่อดาวน์โหลดแอป
บทที่ถูกล็อก
สำรวจและอ่านนวนิยายดีๆ ได้ฟรี
เข้าถึงนวนิยายดีๆ จำนวนมากได้ฟรีบนแอป GoodNovel ดาวน์โหลดหนังสือที่คุณชอบและอ่านได้ทุกที่ทุกเวลา
อ่านหนังสือฟรีบนแอป
สแกนรหัสเพื่ออ่านบนแอป